はじめに
この記事は貯金100万円以下の人に向けての記事です。
100万円は流石に持ってるよーって人はそのうち書く“はじめての投資”でお会いしましょう。
ただ私の地獄の昔話を聞いてもらっても構いません。
長くなりますがどうぞお付き合いください。
導入編
「なぜ生活に余裕をもたらすことができないのか?」
たまに知人から個人的に融資を頼まれることがあります。もちろん全員断りますが、経済的な問題が一時的に発生するのは珍しくありません。しかし、何度か頼まれるうちに気づきました。多くの人が直面しているのは、一時的な問題ではなく、根本的な「マネーリテラシーのなさ」です。
たとえば、月々の収入に対して無理をして高価なものを買ってしまったり、生活費をコントロールできずに出費がかさんだりします。こんな状況が続くと、貯金は一向に増えず、いざという時にお金が足りなくなります。そして、それが不安を呼び、頼れる人に借りることを繰り返してしまうのです。
では、なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?
その原因を深掘りして、根本から解決するために、私は『貯金革命』を提唱します。生活に余裕がない状態から抜け出し、経済的な安定と自由を手に入れるための考え方や実践法を、ここにまとめます。
もちろんこれらは、私が過去に体験した失敗談を元に記載しております。「綺麗事言ってんじゃねえよ!」と思った方も安心してください。
恥ずかしげもなく全て語らせてもらいます。
経験談
これらは20代前半の頃だったと思います。
1.物欲との戦い
私にはお金が無かった時期がありました。本当に毎月口座に残ってるのは数千円のレベルです。
物欲が半端じゃなくて、見るものすべてが欲しくなってしまう。特に高いものは、ローンで買ってしまうことが多かったです。気がついたら、何もかも手に入れた気になっていたんですが、結局、支払いが待っているだけでした。自分を誤魔化すために、あの時の自分には「これが必要なんだ」と言い聞かせていました。
この時点で私の家計は火の車です。
2.忙しさという言い訳
仕事が忙しいから外食が増える、というのが一番問題でした。コンビニに寄って手軽に食事を買ったり、ちょっとした贅沢を楽しんだりしていました。そうやって自分を甘やかすのが唯一の楽しみになっていたんですよね。でも、食費がかさむにつれて、結局自分の財布を圧迫する結果になってしまった。いつの間にか「今日は忙しいから外食でいいや」となり、その繰り返しが続く日々でした。
3.見ぬが花
そして、自分の銀行口座を見るのが怖い。見たくないから、あえて見ない。「臭いものに蓋をする」というスタイルが完全に定着していました。口座残高が少ないことを自覚すると、さらに不安が募り、結局目を背けることになってしまう。これがまた、悪循環を生むんですよね。
4.他人を羨む日々
「あの人はあんなにいい車に乗っている」とか、「あの友達は海外旅行に行った」とか、無意識的に心の中で妬みを抱えていました。でも、自分も頑張っているつもりなのに、何でうまくいかないのかと考えるだけ。そんな風に過ごしていると、余裕がなくなって、ますます他人と自分を比べてしまう。終わってます。
5.自己肯定感の喪失
時には親にお金を借りたりして、迷惑をかけることもありました。あれは本当に申し訳ない気持ちでしたね(今では完済してますが)。自分の経済状況を隠すために、親には頑張っているフリをしていたけれど、結局そのツケが回ってくる。恥ずかしさと申し訳なさが入り混じった感情で、無意識に自分を責める日々が続いてたと思います。
もちろんこれらは自己肯定感を下げる大きな要因になり、正直いつ死んでもいいやくらいの感覚で生きていたと思います。
多分こんな人達が今「闇バイトに手を染めているのかな」と、ふと思ったりします。
この経験談を見て「ドキッ」とした人も中にはいるんじゃないですか?笑
人生はリセットできる
環境を無理やり変えた話
失敗談を経て、ある日ふと気づいたんです。「このままでは何も変わらない」と。いくら生活習慣や浪費癖を見直しても、自分の置かれた環境がずっと同じでは、根本的な解決にならないと感じました。そこで、思い切って環境を無理やり変えることにしたんです。
転職を決意しました。今の仕事では、頑張っても給料が大きく上がる見込みもなく、生活の余裕を生むには限界があると感じていたんです。自分のスキルや経験を活かせる、もっと給料のいい仕事を探し、転職活動を始めました。正直、初めは不安もありましたが、「これまでの自分から抜け出すためにやるしかない」と覚悟を決めたのを覚えています。
結果的に前よりも良い条件の職場に出会うことができ、収入もアップしました。もちろん転職したからといってすぐにすべてが順調にいくわけではありませんが、少なくとも「環境を変える」という行動が、自分の生活や考え方を変えるきっかけになりました。
この決断を通じて私が学んだのは、時には環境そのものを変えないと根本的な改善にはつながらないということです。収入を増やすことで生活に少しずつ余裕が生まれ、精神的にも安定してきました。
こんだけ落ちぶれてた自分でも、今はいろんなタイミングで転換点を掴んできたので誰にでもチャンスがあるよってことを一旦伝えたいです。
浪費体質から貯蓄体質へ
多分、ほとんどの人のスタートラインはここだと思います。
借金で首が回らない人はもう若い頃の私並みに救えないです。思い切って環境を変えるか、自己破産してください。
ここからは浪費体質から貯蓄体質へ切り替える方法を教えます。
手順1、自分の財務状況を完全に把握する
まず、自分の財務状況を把握することです。これができていない人が多いです。経験談にも書きましたが、貯金がないと口座を見るのが嫌になりますよね。このページを見ている方も、心当たりがあるのではないでしょうか。しかし、まずは「目を逸らす」ことをやめることが第一歩です。
今の時代、便利なサービスも多く、財務状況を見える化するのが非常に簡単になっています。例えば「マネーフォワード」は基本的に無料で使えるので、ぜひ試してみてください。Webサイトやアプリから利用でき、銀行口座だけでなくさまざまなサービスと連携が可能です。ちなみに私は便利なので有料版を使っています。
自分が利用しているすべての金融サービスや口座をできる限り連携してください。連携数が増えて無料版では足りなくなったら、迷わず有料版に切り替えるのもアリです。
私の場合は以下のサービスを連携しています
- 銀行口座
- 証券口座
- 仮想通貨取引所
- 携帯キャリア
- クレジットカード
- ポイント(Amazonやdポイントなど)
- ふるさと納税
- 年金情報
これで、現在の総資産が一目でわかるようになります。面倒に感じるかもしれませんが、いずれ「見るのが楽しい」と思えるようになるはずです。最低でもこのステップは実行してください。
手順2、固定費の見直し
次に、固定費の見直しを行いましょう。
- 加入しているサブスクリプションの整理
- 水道光熱費の見直し(「価格.com」などで比較すると効率的)
- 年会費がかかるクレジットカードは解約(100万円もないのにゴールドカードを持つ必要はありません)
手順3、クレジットカードを使わない
「無理だ」と思うかもしれませんが、私も100万円を貯めるまでは「デビットカード&口座振替」に決済を切り替えていました。ガソリンだけはクレジットカードを使いましたが、それ以外はデビットカードです。デビットカードなら、口座から即時に引き落とされるため、翌月に支払いが積み上がる心配がありません。
貯蓄初心者には、デビットカードに切り替えることを強くお勧めします。注意点として、金融機関によってはデビットカードを発行していない場合もあるので、利用する銀行で確認してください。また、現在はPayPayなどの決済サービスも普及しています。銀行口座からの引き落としができるなら、支出をPayPayに集約するのも手です。(※マネーフォワードがPayPayに未対応なのは少し残念ですが)
手順4、目標金額の設定
この記事は「貯金100万円を目指す」人向けです。あえてここで断言しますが、99万円以下は貯金とは呼べません。「財布に入りきらないだけの現金」といったところです。個人差はあると思いますが、私の見解では、貯金は100万円からと定義します。したがって、まず目標金額を100万円に設定してください。10万円や50万円ではなく、100万円が貯金であるという意識を持つことが大切です。
手順5、貯金第一歩
個々の経済状況に応じて異なりますが、毎月の貯蓄額を厳密に設定する必要はありません。一般的には「毎月いくら貯金する」という目標設定がされがちですが、ここではあえて推奨しません。少しでも余裕のある資金を貯めていくうちに、いつの間にか「貯蓄体質」になっていることに気づくはずです。
貯蓄体質になれば、毎月マネーフォワードで自分の合計資産を見るのが楽しくなり、増えていく喜びを感じ始めます。こうなると、無駄な出費も自然と抑えるようになりますし、預金が増える安心感も味わえるでしょう。ここまで来れば、100万円という目標金額までの道のりはそれほど長く感じないはずです。
できればやってほしいこと
マイナンバーカードの作成
これ舐めてると、本当に痛い目に遭います。もう国はマイナンバーカードを使って、行政や税収などをIT化する流れになっているので、逆らう理由なんてないです。
「国に情報管理されるのは嫌だ」とか「紙の保険証で十分だろ」とか、SNSでたまに見かけますが、正直、全員アホか犯罪者です。
発行するまで結構時間がかかるので、まだ持ってない人は早めに申請しておくことをおすすめします。発行さえできればこっちのもので、銀行口座や証券口座、仮想通貨の取引所なんかも爆速で開設できます。
貯金100万円を目指す段階でもそうですが、その後の生活でも「あのときマイナンバーカード発行しとけばよかった」と絶対に思うはずなので、早めに着手しましょう。
ふるさと納税
来年の住民税を先に納付することで食品などの返礼品を受け取れます。
固定の3,000円以上は確実に元が取れますし、食費の節約にもなります。
食品じゃなくても家庭紙(ティッシュやトイレットペーパー)もおすすめです。
プロフィールにも記載してありますが、現状おすすめは【ふるさと本舗】かなと思います。
招待コードを入れると納付額の1%がAmazonギフトで半永久的に貰えます。
詳しい情報はキャンペーンサイトなどを確認ください。
招待コードはプロフィールに記載してありますので、特段ここの記事には掲載しません。
まとめ
本来であれば、積立NISAなどの税制優遇制度もおすすめしたいところですが、投資にはリスクが伴います。市場の変化によっては資産が減少することもあり、浪費体質から脱却したばかりの方には、まず「使わない分がちゃんと貯まる」経験をしていただきたいのです。
まずはノーリスクで、銀行口座に100万円を貯めることを目標にしてください。実際、私の運営するオンラインサロンでも、貯金ゼロから100万円を貯めることに成功した方がいます。普通の社会人から見れば薄給かもしれませんが、工夫次第で目標達成できるのです。ですから、誰にでもできると信じています。
いつかこの記事を見て、「貯まりました!」という報告をいただければ、私としては喜ばしい限りです。
ここまで読んだあなたは、明日からきっと変われるはずですよ。なぜなら貯蓄に関心があるのでね。
一つ裏技があって、交際相手と同棲すれば2馬力で貯金ができるよ。
相手がいるかどうかはさて置きね。