世の中にはインフルエンサーという謎の職業が蔓延っている。
かつては有名人や芸能人が「広告塔」として企業の商品を宣伝していたが、今では誰だかわからない「普通の人」が大量のフォロワーを獲得し、信者のごとく囲い込んだ消費者たちに商品を売り込む時代だ。
特に注目すべきは、この消費の愚かなリズムを生み出し続けているのが「女性」だという事実である。
女性インフルエンサーはファッション、コスメ、ダイエット、美容製品など、消費活動の中心に位置する商品を次々と紹介し、女性消費者はそれを盲目的に購入していく。この構図は女性が女性を操り、消費をエンターテインメント化しているという現代の奇妙な共犯関係を明確に示している。
女性消費者は「自分が本当に欲しいかどうか」ではなく、「憧れのあの人が使っているから」という理由だけで消費を繰り返す。考えることを放棄し、「誰かがいいと言ったから良い」という短絡的な判断基準を持つ。これこそが「思考停止型消費者」の真骨頂であり、まさに消費社会の犠牲者と呼ぶにふさわしい。
女性インフルエンサー自身もまた、自分の生活やアイデンティティが売り物となることを理解しつつ、それを止められない。彼女たちは消費社会の罠を自覚しながらも、その罠をさらに多くの女性に広め、自らも抜け出せない悪循環に陥っているのだ。
さらに言えば、社会全体がこの女性主導の消費リズムに巻き込まれ、女性たちが自らの価値を商品の選択や消費行動で測るよう仕向けられている。このシステムの中で、女性はいつまで経っても真の自立や自己実現から遠ざかり、消費という名の幻想の中で生き続ける。
インフルエンサーと女性消費者が生み出すこの消費の愚かなリズムは、現代の最も洗練された「自己搾取の仕組み」であり、消費社会の最大の皮肉である。