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【マイホーム計画 #05】注文住宅の間取り公開|暮らし方から逆算した最適設計と動線の工夫

お久しぶりです。
いよいよ間取りが固まりつつあるので、今回はその内容を紹介します。

間取りって、人それぞれの暮らし方や考え方がモロに出るところなんですよね。
同じ家族構成でも、動線も部屋の使い方もまったく違う。だからこそ「正解がない」のが面白いところです。

注文住宅の一番の醍醐味は、自分たちの生活に合わせて間取りを作れること
これが建売やマンションにはない、最大の自由だと思ってます。

間取りは“暮らし方の翻訳”である

間取りって「図面」じゃなくて、「どう生きたいか」を形にする作業だと思うんですよね。
同じ3LDKでも朝型の家庭と夜型の家庭では結構違います。

例えば、共働きなら家事動線をいかに短くするかが大事だし、在宅ワークが中心なら防音や集中できる環境が優先。
ペットを飼っているなら床材の強度や掃除のしやすさも外せません。

つまり、“誰にでも合う理想の間取り”なんて存在しません。
あるのは
「自分たちの生活に一番合う形」だけです。

だから私たちは間取りを考えるときに「図面を描く」感覚じゃなく、
「暮らし方を翻訳する」ってスタンスで入りました。

設計士に“伝えるべきこと”は「間取りの要望」ではなく「暮らしのシーン」

間取りの打ち合わせって、つい「4LDKで収納多め」とか、部屋数ベースで話しがちなんですよね。
でも実際に設計士に伝えるべきなのは、「どう暮らしたいか」のほうです。

よくある“人気の間取り”の例をいくつか挙げてみます。

  • 玄関からすぐに手洗いと収納がある
    帰宅後すぐ手洗いと片付けが完結。泥や砂をリビングに持ち込まない。
  • キッチンからリビング全体が見渡せる
    料理中でも家族や子どもの様子が見える。声かけが自然に増える。
  • 洗濯・干す・しまうが1フロアで完結
    ランドリー→ファミリークローゼット→寝室が直結。共働きでも時短。
  • トイレをリビングからワンクッション離す
    ドアや廊下で距離を確保。音と匂いのストレスを軽減。
  • 回遊できる動線で家族がぶつからない
    朝の支度ラッシュでも渋滞しない抜け道があるだけで全然違う。
  • リビングの一角にスタディスペース
    小学生期はリビング学習が安心。見守りやすく自然に会話が生まれる。
  • 寝室と子ども部屋を近づけすぎない
    思春期以降も程よい距離を保てる。将来的な用途変更もしやすい。

採用する人が多いのは大体こんな間取りでしょうか。
でも、どれも共通しているのは“暮らし方”が先にあるということ。
間取りはその結果として生まれるだけです。

採用してよかった間取りアイデア

実際の間取りプラン

※これらは実際のプランをもとに私が似せて作った図面です。

全体図

全体図

旗竿地で、少しだけ東側が北に向けて斜めになってます。
車関係は少し割り切り。玄関からの距離よりも敷地を有効に使うことを優先しました。
ビルトインガレージはやめて、
既製品ガレージ(アルシア)を別棟で配置してます。

建物拡大図

建物拡大図

リビング・書斎周り

リビング書斎

我が家の軸は
“リビングを中心にした開放的な空間”
PC作業が多いので、書斎にこもりきりにならないようリビングと直結させました。
普段はオープンで家族の気配を感じながら作業し、必要なときだけ引き戸を閉めて集中できるようにしてます。

2パターン検討中でまだ確定してませんが、現在提案してもらっているのがこのような形です。

帰宅後の回遊動線

回遊動線

帰宅後の動線にもこだわりました。
玄関→ファミリークローゼット→ランドリールーム→洗面所→リビングの流れ。
これだけで家の生活リズムが自然に整う感覚があります。
※ただし、先に洗面所を通るほうが清潔だと思うので現在協議中です。

トイレはリビング直結だと気になるので、ドアを2枚挟む構造に。
寝室との距離も将来を見据えて近くに配置しました。

寝室トイレ位置

歳を取ってからの夜間動線って意外と大事です。

こういう風に「部屋の数」ではなく
「暮らしの流れ」で話すと、設計士との打ち合わせが一気にスムーズになります。
理想の間取りって図面から生まれるんじゃなくて、
理想の生活から逆算して生まれるものだと思います。

リビングの25畳は少しだけこだわりがあって、
家の中で一箇所でも非日常を味わえる空間が欲しかったんですよね(というかパートナーの要望)。
一般的には17畳前後が多いようなので、ここは予算とイメージのバランス次第ですね。
高天井か勾配天井を採用する予定です。

5. 間取り迷子にならないための3つの思考軸

図面を埋める前に、まずは「どう生きたいか」。この3つでセルフチェックしておくと迷いにくいと思います。

  1. 再現性:自分の一日の動きを正確にイメージできるか
    例)朝の支度は何分でどの順番?買い物帰宅後の動線は?来客時の片付け動線は?
  2. 柔軟性:10年後の暮らしにも対応できるか
    例)子どもの成長・在宅勤務の増減・親の介護・趣味の変化に可変できる余白があるか
  3. 効率性:動線と収納が無理なく機能しているか
    例)洗う→干す→しまうが一直線か/ゴミ動線は短いか/“置きっぱなし”が発生しない入口位置か
  • 判断基準:SNSの“良さそう”よりも、自分の生活ログで採点する。
  • やること:朝・帰宅・在宅・来客・就寝の5シーンを30秒で口に出して再現してみる。
  • 結論:間取りは答え合わせではなく、生活を言語化するプロセス。ここが決まれば図面は勝手に整う。

6. まとめ|「理想の間取り」はSNSではなく足元にある

  • SNSの間取りは“他人の正解”。前提が違えば不正解になる。
  • 自分たちの暮らしを翻訳していくと、必要な面積と形は自然に決まる。
  • 今回の我が家も、生活シーンから逆算した“うちの最適解”。これが一番ブレない。

というわけで、次はいよいよ見積もり編です。
ついに「この家、いくらかかるのか」が明らかになります。
リアルな金額と内訳を、包み隠さず紹介する予定です。

更新は11月4日ごろを目標にしてます(多分)。
ぜひそのままチェックしてもらえたら嬉しいです。

おまけ|自分でサクッと間取り作りたい人へ

無料&ブラウザで使える
マイホームクラウドが便利です。
その場で壁を引いて、窓やドアを置いて、サイズも数値入力でサッと調整。
家具も置けるので通路幅のチェックまで一気にできます。
※今回私が使ったのもこれです。

シュアお願いします!

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