1. ホーム
  2. 考察
  3. マイホーム計画
  4. 【マイホーム計画 #08】補助金&住宅ローン減税編|来年度予算は半分以下になるらしい

【マイホーム計画 #08】補助金&住宅ローン減税編|来年度予算は半分以下になるらしい

お久しぶりです。最近は住宅の話題ばかりで本当に申し訳ないですが、私の人生体験をそのままブログにしているだけなのでご容赦ください。

そろそろ別のネタも入れていこうと思います。

今この記事を書いてる段階だと、ビットコインが9万ドル割れそうな勢いなので結構買い場なのかなと思ったりしてます。

では本題へ。

今回は、家を建てる上での補助金と税制優遇の話を解説できればと思います。

ちなみにこの話、かなり対象者が多いです。

  • 補助金は注文住宅・建売どちらも対象
  • 税制優遇(住宅ローン減税)はマンションだろうが注文住宅だろうが建売だろうが関係してくる話です。

まあこんなことは調べたら出てくる内容ではあるんですけど、いざとなると理解しづらい制度ってのと、どこかで知識入れないと調べるにも至れない話なので、このブログがきっかけになれば嬉しいです。

2025年の新築補助金は3段階のサバイバルゲーム

まず2025年の新築向け補助金から話します。これは国土交通省、経済産業省、環境省の3省連携で動いている大きな制度です。大きく分けて3つの性能レベルで補助金が設定されていました。

性能レベル補助金額(基本)制度のコンセプト
GX志向型住宅160万円ZEH超えの「断熱・創エネ」の最高峰。
長期優良住宅80万円長く安心して住める構造、耐久性重視。
ZEH水準住宅40万円省エネ性能を底上げした住宅。

補助金制度の構造:早い者勝ちゲーム

ざっくり注意点から話すと、補助金制度ってのは国の予算が割り当てられています。つまり、早いもの勝ちの制度です。

大体大手HMの一条工務店とかは、こういうのがすごい得意です。あらかじめ来年の補助金の要項(必要とされる条件)を予測して住宅性能に組み込んでくる。組織化して補助金取得を取りに行く体制が整ってるんですよね。

一方で地域ビルダーとか工務店とかは、こういう補助金を取るための体制があまり整っていないのでぶっちゃけ手間取ったり、遅かったりします。

GX補助金(160万):破格すぎたボスキャラ

毎年4月頃に要項が出るんですが、今年はGX補助金という破格の160万円の補助金が出ました。これが大人気すぎました(単純に今までの2倍)。

通常、補助金は年度末で終了か予算枠が終了次第なんですけど、GX補助金はなんと7月にはもう締め切られました。予算枠が埋まって。これが先程言った早いもの勝ちです。

まあ160万円あれば太陽光パネル無料で載せられるので、そりゃみんな飛びつきますよね。とんでもない内容だったわけですよ。

GX補助金が普通の工務店泣かせだった理由:

GX補助金なんかはかなり面倒な仕様を求められるので、普通の工務店とかは基本的にやりたがらないです。ここが大手HMとかの強みなんです。組織力で取りに行けるっていう。

長期優良住宅(80万):現実路線で狙える本命

次に長期優良住宅。これは家のメンテナンス性とか耐久性ある素材使えとか、まあGXみたいに一次エネルギー消費量を最大限減らせっていう内容よりかは、長く安心して住める家を作れば80万円上げるよー、みたいな制度です。

💡 一次エネルギー消費量とは?
建物で使う電気・ガス・石油といったエネルギーを、すべて熱量(ジュール)に換算した合計のこと。断熱性能や高効率な設備を入れて、この消費量を基準値からどれだけ減らせたかを競う、省エネ性能の指標です。

これは今現在でも50%ちょっとしか枠が埋まってないので、いかにGXが異常な人気だったかが分かりますよね。これも今思えば十分な補助金額なんですけどね。うちのHMは長期優良住宅を標準取得としています。

4. ZEH水準住宅(40万):性能底上げの入門編

最後にZEH水準補助金。これが40万円くらいの内容です。

GX補助金とまでは行かなくても、高性能エアコン1台入れろーとか、断熱性能良い家作りなさいーとか、まあ太陽光パネルまでは行かなくても消費エネルギーを減らす家を作れば補助金出すよーって制度です。

これは長期優良住宅と一緒でそこまで難易度は高く無いです。工務店レベルでもこれは普通に取れます。

来年(2026年)の補助金:インフレ時代のまさかの減額

と、まあこんな感じの補助金が2025年はあったんですが、高市政権になったのが原因なのかは不明ですが、この大インフレ時代に来年の補助金が約半分になるという速報が出たわけですよ。

私もこれを住宅営業に知らされたときは椅子から転げ落ちそうになりました。「ふざけるな」と。来年はLIXILが値上げ発表してましたが、今後どんどん住宅価格は高騰していくわけじゃないですか。そんな中で補助金半分って。

今年度は2000億円以上予算が取られてたんですが、来年度は単純に半分以下の900億円だそうです。

先程お見せした資料なんですが、例年だいたいこの資料ベースに事が進むみたいなんですよ。となると、補助金減額はほぼ確定なのかなと落胆しています。まあ仕方ないんですけどね。

後ろに引っ張れば引っ張るほど住宅価格は高騰していくので、基本的に建てるなら今と思ってます。当たり前に人口減少で物価値が上がれば建てる人も少なくなりますし、加速度的にインフレは進みます。

なので、これから家を建てる人は一応頭の片隅に「来年の補助金は今までの半分と認識しておくと良い」と思います。

まあ言うてもここはまだ確定事項じゃないので、今後出る確定情報を元に担当者に聞いてみたりすると良いかと。

※下記リンクに現在の補助金の消化グラフのURLを貼っておきます。
GX補助金の予算消費グラフ
長期優良住宅・ZEH水準の予算消費グラフ

【おすすめ】長期優良住宅を推す理由

個人的にはこの内容なら長期優良住宅をオススメします。補助金80万円というメリット以上に、税制優遇のメリットが大きいからです。

長期優良住宅を取得すると、以下のような地味ですが強力なメリットが積み上がります。

  • フラット35の金利優遇: 最優遇の金利が適用されるケースが多いです。
  • 固定資産税の軽減期間延長: 一般住宅が3年間なのに対し、長期優良住宅は5年間固定資産税が半分になります。
  • 住宅ローン減税の優遇: 次に話す住宅ローン控除で、借入限度額が一段階上がるメリットがあります。

一個だけ注意点があって、これ申請時に結婚してないとダメです。

住宅ローン控除の話:税金を多く払っている人が勝つ制度

次に住宅ローン控除(住宅ローン減税)です。これはマンションだろうがなんだろうが住宅ローンを使う人全員が該当する話です。

単純に言うと住宅ローン控除ってのは、

$$\text{年末の住宅ローン残高} \times 0.7\%$$

この金額を、最大13年間所得税と住民税からちまちまと返してもらう制度です。

例えば、年末のローン残高が5,000万円の場合、その年の理論上の最大控除額は「5,000万円 × 0.7% = 35万円」です。

しかし、ここで長期優良住宅のメリットが出てきます。

家の性能による借入限度額の差:

  • 長期優良住宅: 借入限度額 5,000万円
  • ZEH水準省エネ住宅: 借入限度額 4,500万円
  • 省エネ基準適合住宅: 借入限度額 4,000万円

長期優良住宅は、控除のベースとなる金額(借入限度額)が最高水準なので、控除枠が明らかに有利になります。

年収によって恩恵が違うという落とし穴

そして大事なこと。この控除は、「納めた税金の範囲内でしか戻ってこない」というルールがあります。

例えば、ローン残高ベースで35万円戻ってくるはずでも、年間にあなたが払っている所得税と住民税が合計で20万円しかなかったら、戻ってくるのは20万円で頭打ちです。

つまり、ローンをたくさん組んだ人が得をするのではなく、「しっかり税金を払っている人」(=年収が高い人)が最大の恩恵を受けられる制度だ、ということです。

年収が高くない人や、フリーランスで経費をモリモリ計上している人は、控除額を取り切れないケースも普通にあります。シミュレーションは必須です。

アテにしない設計を

と、まあ今回はこんな感じで補助金や住宅ローン控除のお話でした。

あくまでこれらは「貰えたらラッキー」なボーナスですし、控除額も年々減っていくので、これをアテにしないライフプランを設計することをオススメします。

次回は、ついに請負契約編になると思います。
ぶっちゃけ今2社で悩んでいる状況なので、次回のマイホーム計画編は契約済みの可能性が高いです。
そんな理由とかも書いていけたらなと。

国の予算余ってるんだし住宅事業にもっと金回せよと思いますが、ここで高市政権の厳しい流れを受ける形になったんでしょうかね。「長期優良住宅の補助金埋まりきってないなら来年半分でええやろ」みたいな考え方なんでしょうか。

シュアお願いします!

  • URLをコピーしました!

関連記事

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画#02】ハウスメーカーと工務店の選び方

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画 #06】初回見積もり編|HMの「オプション地獄」を契約前に潰す方法と総額公開

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画 #05】注文住宅の間取り公開|暮らし方から逆算した最適設計と動線の工夫

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画#01】注文住宅を選んだ理由|平屋という選択肢

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画#03】土地探しに潜む罠。旗竿地のメリット・デメリット

  • マイホーム計画

    【マイホーム計画#04】住宅ローンの全貌|「自己資金ゼロ」と「頭金ゼロ」の勘違い。

Top